別府中学校 武道場
稽古日 稽古時間 対象
水曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部
土曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部


2013年06月07日

相も変わらず

さてさて、最近の問題は相も変わらず二人掛けワーイ
まだまだ時間があるとはいえ、2段審査の課題にもなっているので、
今から稽古しないとまず不可能・・・。

私がこれまでに見た二人掛けは、相手が勝手に飛んでいる・・・。
どう考えても現実的ではない。
多人数掛けは実戦的な鍛錬法でありながら、
審査で見る多人数掛けには違和感を覚えます。
捌きが大切なのは分かりますが、
体を左右に捌くだけで人間一人を簡単に投げられたりはしません。

しかも掛かってくるスピードもたいして早くはありません。
突きや正面打ちであれば、多少の重心移動を導くことができる可能性はありますが、
主として両手取りで掛かって来ることもあって、相手は結構安定している状態です。

しかも二人ですから、正直、技をかけている暇はあまりありません。
顔面に当身を入れてやりたいところですが、なんせ両手取りなので顔面はノーガード・・・。
絶対に顔面に当ててしまいますパーンチ
審査の中では寸止めなんて面倒でやってられないので、必然的に脇腹への当身になってしまう。
「顔面への当身も良い」と大々的に宣言してくれれば遠慮なくやっちゃいますが・・・。

普段の稽古ではあまりやらず演武会と審査でしかお目にかかれないけれど、
とても実戦的な鍛錬法である多人数掛け。
なんだか矛盾しているようにも思えますが、
とにかくそれなりの仕上がりにはしておかないとヤバイですねぇ。
なんせ合気道の真髄のようなものですから。
合気道は元々、“一対多”を想定した武道。
意外と忘れてしまいがちな事ではないでしょうか?

思えば、大東流合気柔術は合気道の源流といわれますが、
そういえば多人数掛けを見たことが無いような・・・キョロキョロ
二人が左右から腕を握った状態から技を掛けるというスタイルは見たことがありますが・・・。
おそらく六方会の岡本師範ぐらいしか見た記憶がありません。


本来、合気道の多人数掛けは、あのようになっていくべきなのかも知れません。
相手がどこからどのように攻めようとも、触れた瞬間には重心を崩されている。

と仮に考えれば、現代の初段のレベルは相当に低いということですね~。

ひとり言: はい、実感しております。稽古、稽古~。  


Posted by 道場生 at 15:32Comments(0)