別府中学校 武道場
稽古日 稽古時間 対象
水曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部
土曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部


2014年04月25日

自分を知る

このところあらためて思うのは、大人・子供の隔たりなく、
何事も本人の心持ちが大切だということです。

日々の稽古には他の物事と同様に逃げ道があります。
次の稽古があるから、審査が終わったから、
今日は疲れているから、勉強が大変だったから、等々。

稽古はそのような自分を見つめる良い機会も与えてくれます。
身体の不調は仕方ありません。
やっただけのものしか自分には返って来ないのですから、
稽古を手抜きしてやるくらいであれば、
最初から来ない方がマシです。

級のうちに基本を徹底的にやったほうが良いことは、
大人も子供にも共通する最重要事項です。
しかし、手取り足取りの助言はやめようかなと考え始めています。
何故、うまく出来ないのか? 自分で悩むことが大切ですから。

そのうえで、自分から聞いてくるようになれば、
その理解度に合わせて助言すればいいのかなと。
子供には難しいことですが、意味のあるものにするためには、
たまにはそのようであって欲しいものです。
せめて上級者は。

基本が出来ていない人に次々と新たなことを教えても、
一見すると出来ているように見えますが、実態はただ馴れただけ。
子供の上級者を見ていて時々そう思います。
大人も同じです。基本的なものが熟成する必要があります。
特に考える頭を持つ大人になると、
情報で混乱しているようにも見えます。

審査の稽古が始まるまで難しい指導はせずに静観しておく。
そこで出来ていない自分に焦るのも良いことだと思います。
所詮、日々の修練度合いに相応したことしか出来ない訳ですから、
前で個々に審査項目を行った際、
格好悪いな、恥ずかしいなと思えばいいです。
他人の目が気になるということは、
自分が出来ていないと分かっている証拠ですから、
それもまた良い経験です。

日々の稽古は時間が来れば終わります。当然です。
でもその稽古時間は、
あなたにとって何かを得て終わったのでしょうか?
それとも、まぁ次もあるからと終わらせたのでしょうか?

私は、自らを何とかしようとする人は、
何とかしようとする自分自身に助けられる、
そんなふうに思っています。




Posted by 道場生 at 12:04│Comments(0)
 
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