別府中学校 武道場
稽古日 稽古時間 対象
水曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部
土曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部


2014年09月16日

審査を終えて思うこと

14日に昇段級審査が終わりました。
審査を受けられた方も、受けとして貢献された方も、
大変ご苦労様でした。

審査をひとつ経過する度、
受けをとってくれる人が居る有り難さを感じます。

さて、今回の審査を見ていて感じたのは、
人の心が現われるということでした。
稽古不足からくる不安、緊張からの動揺といった心の動きが、
ある種の雰囲気としてその人の印象に影響しているようです。

自信の無さや不安、それは誰にでも付き物です。
これを凌駕するには普段の稽古の積み重ね、
不安材料を徹底的に潰すしかありません。

特に座技の稽古不足を感じました。
これは子供に限ったことでは無く、大人も同様です。
受け止めてから捌く、あるいは受け止めてから動くという、
「達人技」をする方が多かったです(苦笑)
それをしていなかったのは当道場から初段を受けられた1名のみ。

子供や家族が審査を受けるからと、
観覧席で見ておられる未経験者の方々が、
見ていてつまらないと思うようではいけません。
身を引き締めて挑みましょう。


Posted by 道場生 at 16:39│Comments(4)
この記事へのコメント
先生こんにちわ。合気道技でも入り身投げは重要な基本の技だと思いますが、柔道を永年鍛練してきた友人に言わせると、一番背負い投げで返しやすい、合気道技だそうです。
実際にやってもらいました。
3パターンの間合いで試してみました。すると取りと受けが一番近距離の時が袖つりこみに近い返し技が入りました。
取りが崩しの後に顔面近くへ当て身を入れる瞬間の腕を道着ごと掴まれて投げがはいりました。
かなり、低い姿勢での投げは受け身が難しいです。
逆にある程度、間合いが有るときは、返し技がかかりにくかったです。

普段の稽古を反省してます。不完全な入り身でも、投げが上手く決まってたのは受けの方の協力があって成り立っていたんですね。
使える合気道でありたいです。
友人は学生時代、○○館大学で全日本選手権準優勝したひとです。
いまは、お年寄りですが・・・
Posted by 姫路の高齢者 at 2014年11月19日 22:36
いつもご訪問いただき、また楽しいコメントをありがとうございます。

「入り身投げは投げられやすい」
そうだと思います。
一般的な手法の場合、背後に回られバックドロップも出来るでしょう。
人はそう簡単に投げられたりしませんから(笑)

ただ、入り身投げという技には、他の技とは異なった印象を持っています。
「合気道の真髄は入り身にあり」と言われますが、
今回の試みではそれが明らかになったと思います。

どのような武道であれ、
相手にダメージを与えるには必然的に近距離である必要があります。
しかし、近づけばこちらも当て身をもらう可能性、投げられる可能性、
締められる可能性が高くなります。

よって、相手とのファーストコンタクトが大切ということになります。
相手からは見えにくく、対応しにくい場所に居なければならない。
それが周囲には普通に見えるけれど、
相手には捕えづらいというのが最高ですね。
いずれもとても難しいことですが・・・。

私自身、本部スタイルの入り身投げには違和感があり、
自身の稽古では異なった手法を試みています。
入り身の大切さをあらためて感じているところです。
Posted by 加古川道場 at 2014年11月20日 14:30
先生こんばんは。
余談ですが、私の好きなブログのひとつに、合気道日本館総本部の本間学さんのコラムがあります。きのう、読み返していて、岩間の斎藤守弘先生のおっしゃった、「弟子は師の右側を歩いてはいけない。なぜならいざというとき、右の利き腕が使えないと、師匠が弟子を護れないではないかと。弟子を護るのは師匠の役目だと」。
すごいです。感動しました。
斎藤守弘先生の病を押しての講習会や最晩年の逸話など、何だか岩間合気道に引かれます。
Posted by 姫路の高齢者 at 2014年11月30日 01:26
今更なんですが、私は指導員ではありますが、先生では無いのです(笑)
道場長はお忙しいので、
いつのまにか道場生である私が更新する状態になりました・・・。
ただ、書かせて頂いていることは私が率直に思うところばかりです。

さて、今回のお話について私も存じております。
師弟の繋がりと武道家としてのあり方を示す、
とても良い言葉だと思っています。
余談ですが、道場長も斉藤先生の事はお好きです。

合気道は型稽古であるにもかかわらず、
指導者によって大きく型が異なります。
一方、岩間スタイルでは、しっかりとした型を固定して指導しています。
柔らかい動きは三段以上の者にしか許されていないと聞きます。

これは、基本となる体の動きを身体に沁みこませるために重要なことです。
最初から柔らかい動きしかやっていない者は、
どうしても舞のような動きになってしまいがちですし、
抵抗されると動揺して動けません。

故斉藤守弘先生の指導を見ていると、誰にでも分かり易いように、
何度も同じ動きを繰り返して説明されています。
そのような指導方法も岩間スタイルの魅力の一つなのだろうと思います。

弟子や同じ合気道を学ぶ人達のことを、
開祖は『仲間』だとおっしゃっていたそうです。
厳しい稽古と凛とした道場の空気、その中にときとして感じる仲間への愛情。
岩間スタイルに惹かれる理由は、
そのような志が今も生きているからかもしれませんね。
Posted by いつもありがとうございます at 2014年12月02日 14:10
 
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