別府中学校 武道場
稽古日 稽古時間 対象
水曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部
土曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部


2012年04月17日

合気道にはルールがない!

和歌山県田辺市立明洋中学校では、武道が必修化になる以前から、
保健体育科に合気道を導入しているそうです。
校区内には、開祖の生家跡もあるとか。同じ「道友」として、嬉しいニュースですねスマイル



さて、いまだに合気道を部活動として行っている中学や高校学校は珍しいですし、
全国的には大学の合気道部が学びの場で行われる合気道としては主流なようです。

世界に目を向けてみますと、最も合気道人口が多い国はフランスだとか。
当然、フランスにおける若者の修行者数は多く、彼等が日本に来ると、
年輩の人が多いので驚くそうですオドロキ
日本固有の武道である合気道の魅力に日本人が気づかず、外国の方がその魅力を理解する。
日本は広告宣伝不足なのでしょうか?

若い人が武道の門をたたく理由、
それは「強くなりたい」であり、「身を護れるように」だと思います。
言い換えれば、実際に使えるということ、実用性への憧れだと思います。

合気道を習っている間には、

「約束稽古だし試合も無くて実戦で使えるのかな?

そんな疑問や不安が浮かぶこともあるでしょう。
そんなこともあり、道場から足が遠のく人も多いのではないでしょうか?

私的な意見で恐縮ですが、
『合気道に試合がない』という表現に、少し違和感を感じています。
確かに、勝敗を決めるようなシステムはありませんが、
自由技などで上手く相手を処理できなかったときは、負けたということなのかな・・・と。
実戦で言えば、死んだということですパーンチ

要は、そんな意識での稽古が出来ているか? ストイックな精神を持ち合わせているか? 
ではないでしょうか。

打撃系パーンチは強いでしょう。
突きもありますし、蹴りも早いです。関節技へ移行することもあります。
しかし、その多くは西洋のスポーツと言う考えの導入により、
ルールを設けて試合が行われるようになりました。
西洋のゲーム性を楽しむ要素も加わったと思います。
今の一般的な柔道などは、武道の片鱗も無くスポーツとなってしまっています。
しかし、それ故に幅広く世に広まったとも言えます。

一方で、合気道はそのスポーツ化を嫌いました。
前述したように、『試合が無い』という表現よりも、
むしろ『合気道にはルールが無い』と言った方が私にはしっくりときます。

ルールに守られた試合とは異なる危険な状況を想定した稽古も出来得るわけです。
自由技だけでなく、二人掛けをはじめとする多人数掛けでは、
通常の技を施している暇すらありません。
イメージよりも合気道は、本来的に想定されているシーンが厳しい炎のです。

開祖曰く、

 合気道は一瞬触れた時には すでに勝敗決定の時である
                             植芝盛平


  


Posted by 道場生 at 15:57Comments(2)