別府中学校 武道場
稽古日 稽古時間 対象
水曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部
土曜日 19:00 ~ 19:50 年少部・一般部
20:00 ~ 21:00 一般部


2014年02月17日

小手返し(裏)

審査も近いので、珍しく技について書いてみましょう。
今回のお題は“小手返し(裏)”。

一般の方がイメージする合気道の動き。
そのイメージに一番近い技かもしれません。

稽古の中でもよくやる技ですが、
“小手返し”には口伝があります。
その内容はいくつかあるようですが、まずは一つ目。

『小手返しは開け』

開けとは体のこと。
体を開くということは、
今まで相手と相対していた自分の背後を見るということ。
一対多数を想定した動きということでしょう。
同時に、体を開けば相手の死角に入ることにもなります。

その他にも、次のような口伝があるといいます。

『小手返しは、なるべく下の方でとる』
『小手返しは、下の方で返す』

審査を前に、
あらためて基本に立ち返ってみてはどうでしょう。

合気道は柔らかい動きがどうしてもイメージされますが、
岩間の故・斉藤守弘先生の言葉にあるように、
「技は厳しく、投げは優しく」ありたいものです。

気迫なき技は精妙さも欠けているように思います。

  


Posted by 道場生 at 23:41Comments(0)

2014年02月07日

何を学ぶのか?

来月には昇段昇級審査が行われます。
子供達は、元気よく、一生懸命にやって欲しいものです。

このところ、
稽古中のお喋りが多い子供が増えています。
他にも、足が痛い、手が痛い、
帯が解けたといっては時間をかけて何度もなおす。
審査前でこの集中力の無さには困ったものです。
子供だからという考えは、
そろそろ改めなければならないと感じています。

それぞれの級を允可されるという自覚を、
特に上級者には持って欲しいものです。
指導者が近づいた時だけ稽古しているフリをする。
審査の時だけは何となくやってしまう。
幸か不幸か、審査も通ってしまう。

私は下手でも覚えようとしている人の方が良いと思っています。
覚えようとしているけれども出来ない、これは良いです。
覚える気もない、やる気もない、元気もない。
これはやる気のある人にとっては迷惑でしかありません。

最終的に大切なのは技術ではなく、心や気持ちです。
武道である合気道で何を学ぶつもりなのか?
フリをするというずる賢さを覚えるのか?
好きで習っていない人が居ることは理解していますが、
そろそろ無駄な時間を過ごすのは辞めてもらおう。  


Posted by 道場生 at 13:33Comments(0)